蝦夷富士といわれる羊蹄山。本当は後方羊蹄山と書いて、「しりべしやま」と言うそうです。
今年の3月、ニセコアンヌプリへ滑りに行ったときや、2年ほど前にバイクで北海道を走ったときから気になっていた山です。きれいな成層火山で、鹿児島の開聞岳同様周辺からはいつも目に入ってくる山なんですね。
朝6時頃、登山口(倶知安側)を出発。2組の団体を追い抜いていくと、辺りは北海道独特の原生林の中。ふと気がつくと周りには誰もいなくていました。湿気の多い空気の中、単調な登山道をただひたすら登っていきます。
次第にダケカンバやハイマツ出てきます。9合目からは、避難小屋へ様子を見に行きました。小屋の管理人さんと言葉を交わし、真狩側から山頂を目指します。この辺りから、高山植物達が可憐な姿を見せてくれます。

これはその一つ、多分「イワブクロ」じゃないでしょうか?この様な大群落を形成するのです。これらも見ものなんですよね。その他紹介しきれないほどの花達が咲き誇っているんです。
これは、父釜といわれる火口です。結構大きいんですよ。一周すると1時間ほどかかります。しかも半分は岩稜で結構厳しいかな?こういう所が蝦夷富士たる所以なんでしょう。

ガスに覆われた山道を下山します。また登山道が湿った土で結構滑るんです。そういえば暑寒別岳の山道も結構滑りました。展望がきかないので、ただ降りるだけです。黙々と・・・・。登山口の駐車場へ着いたのが午後2時。ざっと8時間の行程でした。標高差は1600mくらいあったと思います。感想は、頂上付近の高山植物は良かったけど、たたひたすら登り、ただひたすら降りた、そんな印象の山でした。
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