雨も上がり今日は晴れ。念願の岩手山に挑戦します。馬返しから登り、焼走りへ下りるコースです。よって、Oさんと一緒に焼走りに行き、そこへ私の車を駐め、馬返しまでOさんの車に同乗。標高差は約1400mオーバー。とにかく登山口からひたすら登るしかありません。登りっぱなしの登山道を上っていき、八合目にはこの様な立派な避難小屋があります。

避難小屋からさらに登っていくと、お鉢つまり火口の縁につきます。火口の縁には石仏が安置され、火口内には祠があり、まさに宗教上の山ということが分かります。また、小さいのですが厚い火山ガスのようなものを噴出しているところがあり、岩手山は生きているということが分かります。
さすが2000mを越える山、上部の方は積雪があり、木々や岩には「エビのシッポ」が見られました。

焼走りまでは長い下りが続きます。途中、日本一といわれるコマクサの群生地があるのですが、この時期はすっかり枯れていました。来年の初夏に来ると可憐なピンク色の花が見られるでしょう。とにかく嫌になるほど長い下りが続きますが、高度に応じて植生が変化していくのがよく分かります。
やっとの思いで、焼走りの駐車場に着きました。ここには国の特別天然記念物の大規模な溶岩流があります。

駐車場付近から岩手山に沈もうとする太陽を撮りました。ダイアモンド富士とまではいかないけど、均整のとれた形の山(見る方向によって異なりますが)で、南部富士といわれることがよく分かります。これで今回予定していた東北北部の4座には登ることが出来ました。その後明朝のフェリーに乗るため、秋田に向かって車を走らせました。
次は、月山や蔵王など東北南部の山に行きたいなあ。
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