岳友から「穂高の畳岩に行こう」と話があってから、3?4?度目の正直、やっと行くことができました。上高地から岳沢を見て、左に大きく見える岩壁が畳岩です。

天狗沢の途中から、ピナクルを目指してルンゼに取り付きます。この辺りはまだ残雪があり、スノーブリッジも大きく口を開けています。

ルートの半分以上は逆層のスラブです。そして所々、草付のやっかいな場所があります。何しろ岩がボロボロで安心して掴むことができません。当然支点もままならない所です。そおっと手を置くようにして登っていきます。

人気のない静かなルートなので、落石の音が不気味に響いています。
それでも、天気に恵まれたおかげで、久々に長い岩のルートを楽しむことができました。遠くには乗鞍や前穂、明神などの山々がその姿を見せてくれました。

最近、穂高をはじめ高度の高い所でのクライミングは流行らないようですが、こういう所で登っていると良いですね。原点に返るような気がします。
山楽塾 http://www.sanrakujuku.com/
スポンサーサイト