日本山岳ガイド協会主催の「ショートロープ研修」が大峰方面であったので、参加してきました。参加者は2名ちょっと寂しいけど、その分みっちり研修を受けることが出来ました。ショートロープ(ローピング)は、危険箇所などを通過するとき、クライアントがバテてしまっているときや恐怖心を抱いているときなどに、ガイドがクライアントを安全に登山(下山)するとき有効な技術です。
初日は雨だったので、観音峰の登山口の東屋でロープワークをやりました。二日目は雨も上がってきたので、といっても朝は降られましたが、弥山の支尾根の一つにある鉄山(てっせん)へ上がる尾根でやりました。ここはけっこう急登があるんです。だから練習にはもってこいですね。

受講者は二人なので、互いにガイド役とクライアント役を交互にやりながら登っていきます。その中でコンティニアンスやスタカットを繰り返しながら、時には立木を利用した確保やカラビナをかけ、ムンターヒッチで下ろしたりと・・・。その場その場の状況に応じていろいろな技術を使い分けていくわけです。この状況判断と臨機応変な対応が要求されます。とっても難しい!やっぱり数をこなして慣れるしかないんでしょう。

夕方無事に研修を終え帰途につきました。帰りは行者還トンネルを越えたんですが、そこから大台の山が綺麗に見えました。今頃シオカラ谷のシャクナゲはいいだろうなあ。
山楽塾 http://www.sanrakujuku.com/
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