25日は千草街道越えです。この道は、滋賀県永源寺の甲津畑から三重県菰野町の朝明渓谷を結ぶ旧街道で、鈴鹿山脈のほぼ真ん中を東西に結ぶ道です。といっても今は殆どが登山道です。
この旧街道は、かつて蓮如上人や織田信長などが通った歴史があり、途中にはその昔、銅や銀などを採掘していた鉱山跡もあり、歴史的に見ても面白い道です。
東近江市永源寺支所で、出発式やストレッチ体操など行い、いよいよ登山開始。私の担当する版は、8名でした。

善住坊の隠れ岩や蓮如上人遺跡などを見学しながら、藤切谷を本日の最高点(1042m)杉峠まで登っていきます。途中、ヤマトリカブトやマツカゼソウが咲いています。ということは他の植物の殆どはシカに食べられているのでしょう。ここにも食害が大きな影響を与えているのですね。
ふと上を見るとそこには何と大きなサルノコシカケが・・・。

立派な物ですねえ。思わず「これだけで、なんぼするんやろ?」浅ましい考えが頭を過ぎります。
杉峠へ着き、少し登ったところで周囲の山の山座同定。彼方には近江富士(御神山)や琵琶湖、比良山系を望むことが出来ました。コクイ谷出会、上水晶谷を横切り、根ノ平峠と足を進め、4時頃には朝明渓谷駐車場に無事到着しました。参加者の皆さん、お疲れ様でした。また、来年もよろしく・・・・。
山楽塾 http://www.sanrakujuku.com/
スポンサーサイト