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やっと見つけた秋

 猛暑続きの夏もようやく終わり、お彼岸を境に涼しくなってきました。「暑さ寒さも彼岸まで」とは、よくいったものです。
 北の方から秋の便りが届くようになり、我が山楽塾の近くにも秋の気配が・・・・。

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 この赤い花を見ると思い出すのが新美南吉の「ごんぎつね」の一場面。そして奈良県にある「仏隆寺」の光景。久々にバイク飛ばして行ってこようかな。

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あと一つが・・・

 保田家恒例で年中行事の一つ、甲子園(京セラドームもあり)における、野球観戦に行ってきました。今シーズンは2回目になります。しかもシーズン大詰めの優勝争いのかかった大事な試合、巨人VS阪神です。
 1塁側アルプス席に陣取って、応援に入ったのは良いんだけど、初回の先発スタンリッジが大誤算で3失点。その後も得点され、嗚呼ともれるはため息。
 後半、阪神も得点したんだけどその差はなかなか縮まりません。

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 それでも7回の風船飛ばしは元気よく、阪神の逆転を願って、甲子園の夜空に打ち上げられました。しかし!結果は・・・・。さっさと引き上げ、やけ酒と・・・。あんまり旨くない酒の味でした。
 でも、これから負けられない試合が続くと思うと、何か心地よい緊張感がありますね。自力優勝を目指して!

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千草越え

 25日は千草街道越えです。この道は、滋賀県永源寺の甲津畑から三重県菰野町の朝明渓谷を結ぶ旧街道で、鈴鹿山脈のほぼ真ん中を東西に結ぶ道です。といっても今は殆どが登山道です。
 この旧街道は、かつて蓮如上人や織田信長などが通った歴史があり、途中にはその昔、銅や銀などを採掘していた鉱山跡もあり、歴史的に見ても面白い道です。
 東近江市永源寺支所で、出発式やストレッチ体操など行い、いよいよ登山開始。私の担当する版は、8名でした。

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 善住坊の隠れ岩や蓮如上人遺跡などを見学しながら、藤切谷を本日の最高点(1042m)杉峠まで登っていきます。途中、ヤマトリカブトやマツカゼソウが咲いています。ということは他の植物の殆どはシカに食べられているのでしょう。ここにも食害が大きな影響を与えているのですね。

 ふと上を見るとそこには何と大きなサルノコシカケが・・・。
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 立派な物ですねえ。思わず「これだけで、なんぼするんやろ?」浅ましい考えが頭を過ぎります。
 杉峠へ着き、少し登ったところで周囲の山の山座同定。彼方には近江富士(御神山)や琵琶湖、比良山系を望むことが出来ました。コクイ谷出会、上水晶谷を横切り、根ノ平峠と足を進め、4時頃には朝明渓谷駐車場に無事到着しました。参加者の皆さん、お疲れ様でした。また、来年もよろしく・・・・。

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あつ?い信州の旅

 久々にバイク・ツーリングの事です。今回、YTC(ヤング・ツーリング・クラブ:実際は中高年の集まり)恒例の泊まりがけのマスツーリング。行き先は信州のビーナスラインで、宿泊は諏訪湖畔です。参加バイクは20台オーバー。その中でも今回はハーレー軍団が幅をきかしています。

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 それにしても信州路は暑い!3時過ぎ、さすがビーナスラインでは少し寒さを覚えましたが、それもつかの間、諏訪湖畔へ下りたら、やっぱり暑い。
 翌日は例年の如く、それぞれ自分の行きたいコースで帰宅します。私は同じBMWのIさんと、杖突峠を越え高藤へ、さらに南下して、最近パワースポットとして注目されている分杭峠まで行きましたが、そこから先が土砂崩れで通行止めなので、大きく迂回して大鹿村へ入りました。この道が山越えやら狭いやらで、もう大変なんです。

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 さらにR152を南下します。国道といってもとにかく狭い谷川に沿って走る道です。バイクだから良いようなものの、4輪だったら大変な道です。ハーレーのウルトラでも大変でしょう。地蔵峠まで上がり、さらに登って行くとしらびそ高原があります。この辺りで私のプロとレックでは標高は1800mを超えていました。

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 登った以上は下らなければなりません。また狭い道を下り、飯田市上村で遅めの昼食。この辺りもすごいですね。標高は1000mオーバー。山のきつい斜面に集落が点在しています。「日本のチロル」とありますが、私には「日本のマチュピチュ」のように感じました。行くのは大変な所だけど、また誰かを案内して行ってみたい所です。
 それにしても暑い!飯田へ下りたとき、バイクの温度計は35℃を超えていました。もうすぐ秋分だというのに。

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利尻・礼文の山旅?5(利尻島にて)

 無事に利尻山登頂が終わり、いよいよ利尻を離れる日になりました。そこで、この日はレンタカーで島内を一周することになりました。
 先ず始めに寄ったのが「姫沼」です。周囲1kmくらいの沼ですが、ここから見る利尻山は良いですね。湖面に利尻山が映り、「逆さ利尻」になるんです。

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 利尻島は周囲60km位の島で、車を飛ばせば(飛ばすほどの道はありませんが)1時間ほどで回れる島なんです。オタトマリ沼辺りから見る利尻山が一番かっこよく、「白い恋人」のパッケージにもこの辺りから見た利尻山が描かれているとか・・・。残念ながら、この時は山頂がガスで隠されていました。

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 島の南の御崎公園には、ゼニガタアザラシが飼われており、観光客相手に愛嬌を振りまいていました。その他カモメなどの海鳥達が、観光客が食べ残したウニを啄んでいます。それでかこの辺りのカモメ達の大きいこと。

 いよいよ島を離れます。フェリーから見る利尻は正に洋上アルプス。島そのものが山であり、山そのものが島なんですね。

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 フェリーの後方デッキから飽きることなく、利尻を見続けていました。この山って、槍ヶ岳や富士山みたいに遠くから眺める山なんでしょうか?フェリーが宗谷湾へ入る頃、北の遙か向こうに島影が見えました。あれはサハリンに違いないと・・・。最後になってサハリン(多分)を目にすることが出来、満足度も一入かな?

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利尻・礼文の山旅?4(利尻山登頂)

 いよいよ今回の山旅のメイン、利尻山登頂です。
 朝の4時45分に宿を出発し、登り始めたのは5時15分頃。前半は北海道特有の原生林の中を登っていきます。6合目辺りから、大きな樹木はなくなり、ダケカンバやハイマツなど高山特有の木々に変わってきます。8合目付近にある長官山。どういう訳かカラスの軍団が我が物顔で飛び交っています。袋状の物はヘリで荷揚げした登山道補修用の資材です。中には石まで入っているんですよ、これが。

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 この辺りからガスに覆われ、視界も芳しくありません。そのような中、避難小屋に寝泊まりしながら、登山道を修復している人たちに会いました。思わず「ご苦労様」と。例え仕事とはいえ頭の下がる思いです。それにしても火山による山で、崩壊は凄まじいものがあります。伯耆大山や富士山でも同じ事がいえると思うんですが、この山も自然界の外的営力に加え、人間(登山)による崩壊も進んでいる現状があります。我々登山界に身を置く者として、何やら大きな課題を突きつけられているような気がします。

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 やっとも思い出山頂へ。奇しくもガスが次第に薄くなり、視界も開けるようになってきました。これも普段の心がけかな?この岩は、利尻山名物の「ローソク岩」です。利尻山の周辺はもちろんのこと、礼文島や対岸の稚内方面、南には天売島や焼尻島まで。さすがサハリンは見ることは叶いませんでした。

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 下山は沓形コースを降りましたが、とにかくこのコースは大変です。「親不知・子不知」とか「背負子投げ」のような恐ろしげな名前が付いている難所があります。すれ違ったのは2人だけ。どうにか9合目の三眺山にたどり着いたら、そこに待っていたのはこのコースでしか見られないすごい光景でした。

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 火山の持つ荒々しい岩峰や岩稜が目を引きつけて止みません。これまでいろいろな山に登り、その山の持つすごい光景を見てきましたが、ここも引けを取らない所です。嗚呼、感動!沓形コースを取って良かった。(自己満足)

 粘土質で滑りやすい登山道を四苦八苦しながら、登山口までたどり着きました。この山も例外なく登山道の荒れがが目につきます。そしてそれに対応する人々が存在し、日本の山は成り立っているのでしょう。遠くから眺めていて、きれいで精悍な山でも、入ってみるとその現状は・・・・。

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利尻・礼文の山旅?3(桃岩方面)

 礼文の2日目(入って3日目)は、始発便で上陸された星観荘の宿泊客のご案内で、桃岩展望台コースを歩くことになりました。
 鴛泊から知床(礼文にあるんです)まで、海岸沿いに歩き、そこから桃岩展望台コースに入ります。天候はまずまずなんだけど、とにかく風が強い。元地灯台からつばめ山、この辺りは標高二百数十メートルなんですが、とにかく海から吹き上げる風がすごい!風速数十メートルから二十メートルはあったでしょう。歩きづらいし、飛ばされそうになるし・・・。でも、景色は素晴らしいんです。

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 やっとの事で桃岩展望台へ到着。桃岩YH近くにあるベンジョハウス(喫茶店)で休憩しました。ここには桃岩YHに長期逗留しながら、一日中のんびりと過ごしている人たちのたまり場?みたいなところかな。

 我々は夕方のフェリーで利尻へ渡るため、鴛泊へ戻ります。そこで見た桃岩はすごいなあ。P9080063_convert_20100913221535.jpg

 火山活動で出来た岩なんだけど、溶岩をググーッと地球の持つエネルギーが押し広げて出来たようで、岩をよく見ると、それらしき力が加わったような形跡が見られます。これまでいくつかの山に登ってきて、地球の持つ壮大な営力を見てきたけど、ここでも改めてその力の偉大さに感銘!

 遅めの昼食と新しくできた温泉に浸かり、礼文を後にしました。ホッカイダー(Hokkaider)としては、また別の機会に訪れてみたい島です。いち観光の島なんだけど、他とは違う独特の雰囲気を持った島です。

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利尻・礼文の山旅?2(礼文島4時間コース)

 いよいよ礼文の旅。まず、始発のフェリーで離島される人たちをお送りした後、船泊にある食堂で「塩ラーメン」に舌鼓を打ちます。これが実にさっぱりして旨い!
 その後、4時間コースがスタートするのですが、余りにも暑いので(何で北の最果てまで来てこんなに暑いねん!)タクシーで西上泊まりまで。一応熱中症予防のためです。
 この画像は、その近くの澄海岬(すかいみさき)です。とにかくきれいな所なんです。

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 そこから山越えといっても標高は低いですが・・・。とにかく超えるとゴロタ浜、遙か向こうには「利尻山」が頭を出しています。この辺りって、標高は低いのですが、ナナカマドやダケカンバ、花ではエゾカワラナデシコやツリガネニンジン、ゴゼンタチバナ(すでに実が付いていました)アキノキリンソウ、トウゲブキ等本州では比較的高い山でしか見られないような植物が見られるんです。さすが「水平分布」ですな。

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 礼文島の北の端「スコトン岬」まで、歩きます。そこで呑んだ「サッポロクラシック」の生ビールはもう最高!ここは最北端のトイレです。ここで記念に飲んだものを出してきました。

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利尻・礼文の山旅?1

 今回は、近所の山好き旅好きのおじさんを誘っての利尻・礼文です。目的は、利尻山登頂もあるのですが、他にこの辺りの調査や現地でしか得られない情報収集が主です。
 利尻に登ることにより、一応百名山で言う最南端の「宮之浦岳」と最北端の「利尻山」と、北と南が揃うことになります。

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 天気の関係で急遽、礼文島から回ることになり、利尻空港からフェリーで礼文・香深港に渡りました。そこでは今でも桃岩ユースホステル名物のお見送りをやっていました。これって、ずーっと続いているんですね。何かすごい!
 我々おじさん組は、とほ宿の星観荘に泊まることにしました。ここも個性的な宿で、当然泊まり客も個性的。そこで、昨年の9月、増毛の「ぼちぼちいこか増毛館」で一緒になった通称シモンさんにばったり。これもご縁ですかね。
 いよいよ、礼文・利尻の山旅が始まります。

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水と戯れて?3

 こう暑い日が続くと、ブログも涼しくて気持ちの良いことを書きたくなります。となると、やっぱり神崎川!

 何でいい年をしたおじさん達がこれほど水ではしゃげるのか?世間のいやなことを忘れての憂さ晴らし?それもあるでしょうが、やっぱりここは数十年もフィードバックし、子どもの頃のように夢中になってしまうんでしょう。真剣に楽しい?変な表現ですが、おふざけの上にある楽しさじゃないんです。というのも、危険とはある程度隣り合わせですから。

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 一応みんな沢を歩けるような服装や装備はきちんと用意し、非常事態にも備えた装備や技術はちゃんと持って臨んでいるのですよ。防水対策だって、工夫しているんです。それでも水は入ってくる事もありますが。
 自然の中で、自然に合わせて、自然に逆らわず・・・・。その上に成り立つ楽しい一時なんです。決して安易な気持ちでやっているのではありません。一応念のために。

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