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たかが経ヶ峰、されど経ヶ峰

 5月30日は「ゴミゼロの日」。朝から近所のゴミ拾いです。その時ふと見上げた方に経ヶ峰が。急に「登りたいなあ」という気持ちがわき上がってきました。
 ゴミ拾い終了後、そそくさと登山準備をしていざ出発!とその時、スクーターのバッテリーはあがっているし、保険は切れているし・・・そういえば、半年以上も乗っていなかったっけ。急遽ジムニーに変更して、いざ出発。
 今回は芸濃町側の笹子林道から。駐車場?に車を停め、タニウツギのピンク色の花を見ながら沢をつめていきます。やがてススキ尾根へ、そして山頂へ。ここまでは人っ子一人会わなかったのに、山頂は10人ほどの登山者が休んでいました。来た道を引き返し、途中から嘉嶺、北笠方面へ向かいました。振り返るとまさに新緑の経ヶ峰。

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 稜線のアップダウンを繰り返していてふと気がつくと、嘉嶺、北笠のピーク辺りや尾根筋などで、草を始め灌木までが無くなっているんです。

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 土が諸に剥きだし状態になっているんです。特に灌木(アセビ等は手つかずのまま)は幹は残っているものの、葉っぱが無くなっており、立ち枯れ状態。さらに他の比較的大きな木々の幹の樹皮も剥がれている状態なんです。原因は多分「シカ」でしょう。最近シカによる獣害が問題となっていますが、この辺りも例外じゃないんです。
 以前、奈良公園のシカを殺して逮捕された者がいますが、どうせやるのなら、この辺りでやってくれたら、社会貢献にもなるのに?
 これが今、日本の山の現実なんです。

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天平の甍

 久々に「唐招提寺」に行きました。数年前に行った時は、平成の大修理の真っ最中でした。
 そういえば、テレビの歴史番組でこの大修理の様子をドキュメンタリーでやっていたっけ。

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 今ここにあるのは天平の甍と平成の甍なんでしょう。金堂内の千手観音などの天平時代の仏たちも見事に蘇っていました。そういえばこの時代って、木心乾漆像や脱活乾漆像が多いんですよ。
 鑑真和上の御廟方へ行くとそこは、また別の世界。

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 眩しいくらいの新緑、そして木漏れ日が差す苔の絨毯。古寺に相応しい光景が広がっているのです。それにしてもこれらの木々や苔を管理するのは大変でしょう。薬剤散布なんて出来ないだろうし、みんな人の手による管理が行われているのでしょう。
 絵画愛好会のサークルらしき人たちが、イーゼルを立てていましたが、まさに絵になるところなんです、ここは。

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ああ、交流戦

 甲子園球場のグリーンシートが手に入ったので、交流戦(阪神VSロッテ)の観戦に行ってきました。心配された天気も回復し、後は結果が気になるところです。というのも阪神は交流戦に入ってから、負けがこんで、交流戦に関しては借金生活に入っているのです。
 初回、ホームランやタイムリーでリードしていました。久保もいつもより球が走っていたように思いました。ところが7回表、追いつかれてしまったのです。7回の裏、ラッキーセブンに期待して、恒例の風船飛ばし・・・・。

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 ところがこの後もイマイチなんですねえ。同点のまま9回をむかえ、ピッチャーは何と「藤川球児」ではないか?もし、このまま延長戦に入ったらどうすんのやろ?真弓監督、何考えてんのやあ?一抹の不安が過ぎる。ところが9回裏、満塁で城島がバッターボックスに。一打サヨナラのチャンス。そこで城島はセンター方向に、犠牲フライ。サードランナーはタッチアップでホームイン。ヤッター、サヨナラ勝ちやあ!こういう時は、関西弁になるんです。

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 お立ち台は城島。その後、六甲おろしをみんなで大合唱。酒は旨いし、もう最高や。この調子で交流戦、行ってくれないかなあ。

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足助の町、散策

 津市美里のボランティアガイドの現地研修会に同行させていただきました。場所は愛知県豊田市にある足助町です。紅葉で有名なところですね。それにしても豊田市って広いんですよ。
 今回は紅葉ではなく、足助城や町並みの見学です。小高い山にある足助城。戦国期の典型的な山城をかなり忠実に復元したようです。山頂付近にある天守閣?から見下ろした足助の町並みですが、ここって何となく「郡上八幡」や京都府の「笠置」に似ている感じがします。

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 町へ降りてきて、散策をしました。この様な小路が至るところにあって、それぞれに○○小路と名前が付けられています。その名前の付け方にもちゃんとしたルールがあるようで、この様なことは現地に行って話を聞かないと分からないものです。

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 何処か懐かしい感じのする町並みから、有名な「香嵐渓」へ足を進めます。巴川の川沿いには沢山の紅葉の木があり、秋は大変にぎわうとのこと。やまがらすは他のメンバーと分かれて、しばし古寺散策をしました。「香積寺」という曹洞宗のお寺で、なかなか閑静なたたずまいの趣のあるお寺です。今は紅葉の新緑で、爽やかなライトグリーンが目にまぶしい時です。

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 足助って、ツーリングで南信州や茶臼山方面に行くとき通るのですが、こんなにじっくり散策したのは初めてです。この素晴らしいたたずまい、色々な人達の努力や工夫の上に成り立っていることも、垣間見ることが出来たように思います。

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新緑?の綿向山

 3月に引き続き、好日山荘・加古川店のお客さん20名ほどを「綿向山」へご案内しました。テーマは「ブナの新緑」だったのですが、この春の異常気象(この日も5月中旬とは思えない寒さ)で、ブナのほとんどは芽吹いていません。
 おまけに寒さ+ガスで、山頂付近はガスに覆われていました。よって遠くの山並みを見ることも出来ず、山座同定は出来ない状態です。一応登ったという証拠写真を撮って、下山となりました。

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 下へ降りてくると、五合目辺りでガスの間から近江の平野の一部(日野町方面)を視界にとらえることが出来るようになってきました。この感じって何となく良いですよねえ。待ちに待った山から見た景色なんです。

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 途中、ミツバツツジやタニウツギなどが所々花を付けていましたが、この日は季節が一月か二月ほど戻ってしまったようで、ちょっと残念。
 しかも寒さのせいか、帰宅後治りかけていた風邪がまたぶり返したみたいで、医者に行く羽目に・・・。折角の週末は養生することに相成りました。

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春の花三昧in鈴鹿

 5月9日、奇しくも日本の登山隊がマナスルを初登頂した日に、朝明アルパインクラブ(以下、AAC)が発足しました。
 
 その第一弾というか、プレイベントというか・・・。メンバーの一部で、朝明渓谷からブナ清水?青岳?腰越峠?ハライドと周遊してきました。
 この時期、鈴鹿の山々は花のシーズンなんです。アカヤシオは稜線付近で今が真っ盛り。
 
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 そして登山道のあちらこちらにはハルリンドウ?タテヤマリンドウ?が可憐で清楚な花を付けています。(この花、ハルリンドウなのかタテヤマリンドウなのか、同定出来る方は教えてください)

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 標高が下がるにつれて、シロヤシオの花がところどころ見られるようになってきます。この頃、アカヤシオからシロヤシオへ交代する時期なんですね。そうなると山はもう初夏の装いに。

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 下山後、朝明茶屋でAACの設立総会が始まりました。会員は四十数名ほどになるようです。老若男女、共通点は「山が好き」なんです。とにかく山で自然を相手に遊びましょう・・・、ということです。お世話くださる方、本当にありがとうございます。また、ヤマガラスとしては、新しい世界が広がったので嬉しいんです。

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蓮華温泉スキーツアー

 4月30日?5月2日まで、御在所・藤内小屋の凸凹スキー隊のメンバーの一部(4名)で、新潟県糸魚川市にある「白馬岳蓮華温泉ロッジ」にスキーツアーに行ってきました。
 出発点の栂池スキー場で幕営し、ゴンドラやロープウエイを乗り継ぎ、栂池自然園へ。そこからスキーにシールを装着し、雪面をひたすら登ります。
 着いた所が「天狗原」。標高2220mです。天気は快晴で後立山や妙高方面の山並みまで見渡せます。ここまで登ってくると、周りはツアースキーヤーばかりです。中休止の後、白馬乗鞍岳を左に見ながら、振子沢の分岐を目指して北上します。そこまでは緩斜面で気持ちよく滑降することが出来ます。振子沢に入って、沢を下っていくと斜面はだんだん厳しくなってきます。当然雪質も悪くなってきます。

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 やっとの思いで「白馬岳蓮華温泉ロッジ」に到着。チェックインの後、源泉に行くことに。源泉はロッジから15分ほど登ったところにあるのですが、4m四方の木組みの枠があるだけの露天風呂です。当然更衣室などはありません。それでも目の前に雪を被った後立山連峰北部の山々を見ながら入る温泉は最高ですね。全く至福の時です。ビールを持って来なかったことが悔やまれました。 

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 2日目、蓮華温泉を後にするのですが、角小屋峠の先の雪面状況が良くないため、雪に埋もれたバス道を下ることになりました。これがまたしんどい!雪質は悪く、所々雪が無くなっていたり、またとんでもない斜面を真横に滑ったり歩いたりと。おまけにバス道なので道のりがずいぶん長くなります。四苦八苦の末、1時過ぎに「木地屋」に到着しました。
 
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 ここが穏やかな山里でとても良いんです。ツクシやふきのとうが出ていて、桜など春の花が咲き誇っているのです。予約しておいたタクシーに乗り、車を駐めてある栂池スキー場の駐車上に向かいました。

 不自然な格好での登高や滑降で体のあちこちで筋肉が悲鳴を上げていますが、天候にも恵まれ、自然を満喫してきました。夏にはバイクで源泉に入りに来るのも良いし、ここをベースに後立山北部の山々を巡るのも良いでしょう。

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