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ジョーゴ沢

 次の日、ジョーゴ沢へ出かけました。ジョーゴ沢は約10年振りかな?凍った小さい滝をいくつか越え、新雪に埋まった沢やクラストした雪面を登っていくと、目の前に大滝が姿を現します。

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 最初の登りは難しそう、それでも何とか乗り越える事が出来ました。天気はピーカンでいいのですが、陰にはいるとさすが冷えてきます。終了点から硫黄岳の稜線まで登るのですが、締まっていない新雪の中での高度稼ぎ。仲間が先頭でラッセルをしてくれるので、多少は楽でしたが、それでもきつい!やっとの事で稜線にたどり着く事が出来ました。そして硫黄の山頂へ。
 
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 そこからの景色は最高です。四方の名だたる山々が姿を見せてくれました。赤岳や阿弥陀、御岳、乗鞍、北アルプス、北八の西天狗や東天狗、蓼科山、遠くには噴煙を上げる浅間山を初めとする関東の山々。至福の時です。
 今回は天候に恵まれて、2009年の登り納めとしてはとても良かったです。もう一泊したかったなあ。

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アイスキャンデー

 八が岳に行ってきました。年末の混雑を避けるため、「一足お先に」って感じです。車で美濃戸まで行き、そこから赤岳鉱泉まで雪の登山道を上っていきます。2時間ほどで赤岳鉱泉に着きます。天気が良ければ、正面に八が岳のシンボルの一つ「大同心」の岩峰が姿を見せるのですが、本日は天気がパッとせず、お隠れに。
 取りあえず赤岳鉱泉名物の人工氷壁「アイスキャンデー」にチャレンジしました。人工の支柱などに、水をかけて凍らせて出来る氷壁なので、自然の氷壁とはちょっと感じが違います。

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 トップロープで仲間三人でビレイをしあいながら、アイスクライミングを楽しみました。ご覧のように天気はイマイチなので寒くて寒くて・・・。それでも久しぶりの氷の感触を楽しみましたが、この後その氷からとても痛い洗礼を受けました。
 明日は自然の氷に挑戦です。

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日だまりハイク

 12月23日、二人のお客さんを大紀町の姫越山(ひめごやま)にご案内しました。標高は503mと低山なんですが、登り口が海抜がほぼ0mに近いので、実質500mの高度を稼がねばなりません。
 錦にある町営のPへ駐車後、集落の中をしばらく歩き、北の登山口から登り始めます。この辺りは1944年の東南海地震で津波の被害にあったところです。よって町のあちこちに避難所が設けられています。その一つから登るのです。登り初めからいきなりの急登です。周りの木々のほとんどがウバメガシ。高級な炭、備長炭の原料です。これが自生しているということは、温暖な所ということがよく分かります。またこの山は、戦国時代の悲しいお姫様の話が残っており、そこからこの山名が付けられたとか。山頂からは太平洋を望むことが出来、この日も穏やかな太平洋を見下ろす景色を堪能しました。山頂では、お馴染みのメンバーと合流しました。

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 山頂から、海岸に向けて下ります。そこは「芦浜」といって、以前原発設置問題でゆれた所です。錦へ向かう途中で、先ほど山頂で合流したお馴染みさん達とまたまた一緒になり、結局南の登山口まで共に歩きました。
 この日は寒波が去り、高気圧に覆われたので、穏やかな日だまりハイクが出来ました。冬でもこの様に登山が楽しめるということでは、南紀方面の山はいいですね。

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火の温もり

 山楽塾の薪ストーブに火が入りました。やっぱり薪が燃える炎には、癒す効果があるのか?この暖かみは他の暖房器具では味わえないモノがあります。

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 でも、これって結構大変なんです。まず、燃料となる薪を調達しなければなりません。近くの店に行くと一束400円台で売っていますが、購入することはありません。幸い近くに薪を調達できる森などがあるので、自分で調達できるのです。また、知り合いの方に声をかけておくと、頂けることもあります。ただ大変なのは、木を切り出したり、頂いた木を適当な長さに切って割ったりと、けっこう体に堪えるんですよ。また、割った木を軒先に積んで、乾燥させるのですが、きちんと積まないと倒れてくるんです。
 まあスローライフでないと出来ない事かな?スイッチ一発で暖まるモンじゃないし、温度調節や燃やし方にもちょっとしたコツが要ります。それでもこの暖かみや木が燃える匂いなんかないいんです。興味のある方、山楽塾へ寄ってみて下さい。暖まりながら、コーヒーはいかが?

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さらば東北

 翌朝、朝食を済ませチェックアウトしました。フェリーの出発まで時間があったので、仙台市内にある古刹「輪王寺」へ寄りました。見事な紅葉で、何度もシャッターを切りました。とにかく良いのです。そういえば、仙台って市街地と森が隣接していたり、けっこう高い所まで住宅地があったりと、正に杜の都なんですね。今回「牛タン」は食べられなかったけど、良い思い出は出来ました。

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 仙台港からフェリーに乗り、名古屋へ向かいました。途中、岩手県大船渡の方と知り合いになり、言葉を交わしました。伊勢に就職の下見に行かれるとのこと。うまくいくと良いのですが・・・。伊勢に定住されたら連絡を下さいと、名刺を渡しました。また、新しい出会いがありました。
 仙台を出て2時間ほどしたら、洋上で北へ向かう同じフェリー会社の船とすれ違いました。数日前にはこの船に乗って、仙台へ向かったのです。

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またいつか、この様にフェリーで北に向かうこともあるでしょう。案外近いかも?

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出羽・庄内

 憧れというか、一度は行ってみたかったのが「出羽三山神社」の五重塔です。ここは、映画「天と地と」や「花のお江戸の釣りバカ日誌」などでロケをした地なんですね、確か。。深い杉林の中の参道を行くと、その姿は木々に囲まれ厳かに建っています。何かしら凛とした空気にの中にたたずむ、そんな雰囲気でいいのです。

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 ここから急な石段を30分ほど登っていくと社殿に着きますが、既に冬を迎える準備が進んでいるようでした。駐車場に戻り、山形独特のちょっと硬い蕎麦を昼食にしました。その後庄内平野を走り、最上川沿いに新庄に向け車を走らせました。そこで目に飛び込んでくるのが、
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 そう、鳥海山です。穀倉地帯の庄内平野の向こうに白い姿を見せていました。そういえば数年前に鉾立から登ったんだっけ。稲刈りが済んだ田圃の向こうに、屋根一面にソーラーパネルを設置した建物があり、その遙か向こうに鳥海山。何か面白い取り合わせですね。 
 庄内平野から新庄へ、そして山形を後に仙台へ向かいました。今夜は仙台で旧友と二十数年振りの再会です。

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蔵王と月山

山形でガイドをやってみえるT氏と蔵王・熊野岳に登りました。前日の酒宴のため、出発は遅くなってしまいました。ロープウエイを乗り継ぎ、地蔵岳山頂駅へ。そこから登山となるのですが、T氏の話によると、例年より雪は少ないとのこと。それでも三重に住んでいる者にとっては、久々の雪山です。
 熊野岳山頂より少し下ると、この様に蔵王の名所「御釜」が見えます。水は緑色をしていて、周りの白といい感じのコントラストになっていました。山頂の近くにはしっかりした避難小屋もありました。

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 次の日は、出羽三山神社に行きました。途中、泥からこの様に月山が白い姿を現してくれました。ここに登りたかったのですが、この時期は適期でないので、来年の春か初夏に行きたいと思います。どなたか一緒に行きませんか?
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秋保温泉・磐司岩

 先月の終わりより、また東北へ行ってきました。と言うのも、?山形での雪崩の講演会参加、?東京で知り合った東北のガイドの方々との交流を深める、?蔵王なのの山に登る、そして?仙台にいる中学生の頃の友人との再会、以上の目的があったのです。
 名古屋からフェリーに乗り、夕方仙台港に到着。すぐに仙台にいる友人が手配してくれた秋保温泉に直行。この温泉って、仙台の奥座敷で、お湯は塩分を含んでいて、ちょっと塩っぱいんですよ。次の日、山形の博物館へ行くまで時間があったので、秋保温泉からさらに奥へ行き、「秋保大滝」を見てから、もっと奥へ車を走らせるとこの様な岸壁が姿を現しました。

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 「磐司(ばんじ)岩」というそうです。この様な壁が川沿いにけっこう長く続いています。当然気になるのが「クライミングの対象になるのかな?」って事です。後で聞いた話によると、一応ロッククライミングはされているようですが、それほど積極的に登られてはいないようです。元来東北の方は、雪山と沢登りが盛んな地域と聞いています。
 その後R48で山形に行き、博物館で行われた「雪崩の講演会」に参加しました。講演会後、ガイドと同時にユースホステルを経営されている方のところで、数名での酒宴が始まりました。ほんとに楽しいひとときで・・・・。この様な輪をもっと広げていきたいと思います。ありがとうございました。

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